メーカー等によって少々認識や表現が異なることがありますので、一般論として説明いたします。

■オーダーカーテンとは
生地の価格に関わらず、巾と高さを自由に注文できるカーテンで、縫製仕様についてはある一定の基準以上のものをいいます。

■既成カーテンとは
生地の価格に関わらず、サイズが決まっているカーテンで、価格を安くするため、オーダーカーテンと比べると縫製仕様が簡易的になります。

■縫製仕様の違い
生地をたっぷり使えばカーテンはきれいに見え、更に細かい縫製の違いで耐久性や寸法安定性なども変わってきます。

【ヒダ山】オーダーカーテンは90mmの芯地を使っているので、どっしりとした安定感とパリッとしたヒダの山でしっかりとした印象になります。 同じ仕上がり巾で縫製加工した場合、ヒダ山とヒダ山の間隔は、1.5倍ヒダより2倍ヒダの方が狭くなります。(2倍ヒダの方が、フックの数が多くなります)	オーダーカーテン 既成品 ヒダ山 (上部) ・90mm芯地 　(90mmフック使用) ・3つ山(1.5倍の場合は2つ山) ・折り返し縫製あり ・75mm芯地 　(75mmフック使用) ・2つ山 ・折り返し縫製なし
※生地によっては、厚みのためオーダーカーテン仕様でも3つ山ではなく2つ山になります。
【すそ】オーダーカーテンは生地をたっぷり使った10cmの完全三つ折りです。既成品は生地を節約した8cmの折り返しです。	オーダーカーテン 既成品 すそ ・10cm完全三つ折り ・サイドウエイト(重り)つき ・8cm三つ折り ・サイドウエイト(重り)なし
【柄あわせ】柄あわせとは、右と左のカーテンの位置を合わせることです。両開きにした場合の右と左。巾をはぎ合わせた場合も同じです。柄あわせをしないと、大きな柄の場合は見た目が変です。 既成品は原則として柄あわせをしませんが、大きなデザインの場合は既成品でも柄あわせをします。

既成品がオーダーカーテンに比べると簡易的な縫製になっているだけでカーテンとしての使用感に問題があるわけではありません。

■スタンダード縫製(約2倍巾使い)


■フラット縫製